口唇ヘルペス(こうしんへるぺす)




口唇ヘルペスとは

ヘルペスは皮膚に水疱ができる病気のことで“疱疹”(ほうしん)とよばれています。唇によくできるので、唇にできたヘルペスを口唇ヘルペス(こうしんヘルペスと読みます)と呼びます。この疱疹はヘルペスウィルスに感染して起こるものでよく耳にするよび方では風邪をひいたときにできる「熱の花」もヘルペスのことです。よくできるところでは口腔粘膜や口唇によくできますが全身どこにでもできる可能性はあります。

ヘルペスって?

口唇ヘルペスの正体は、単純ヘルペスウイルスです。ウィルスというのは1ミリの1万分の1くらいの大きさでほとんど遺伝子だけでできています。ウイルスは、自身で子孫を作れないので、他の生物の細胞の中に入り込んで、その細胞を利用して繁殖を図るのです。

ヘルペスウィルスに感染しても初めてのときは症状が出ないことが多い。しかしヘルペスウィルスは人間の体の神経細胞の中に潜伏しています。一生潜伏している場合もあるし、ある日突然出てくることもある。ウイルスの出現は、体の免疫力が低下したとき、体が疲れて体力を失っているときなどです。

ヘルペスウィルスには種類あり、医学的には分類されています。口唇ヘルペスの原因となるのは「単純ヘルペスウィルスI型」です。単純ヘルペスウィルスにはI型とII型があり、I型は、顔や口の周囲に出やすく、口唇ヘルペスやヘルペス性歯肉口内炎になります。一方II型は、下半身を中心とした症状がみられます。

口唇ヘルペスは感染する

単純ヘルペスウィルスが原因の口唇ヘルペスは感染します。ですから幼少期に家族間で感染・潜伏していることも多く、免疫機能の低下によって発病します。日本では口唇ヘルペスが多く20〜30代では約半数、60代以上になるとほとんどの人が感染していると予想されています。
厄介なことに、単純ヘルペスウィルスは初感染したあと免疫ができても、免疫力の低下・体力の低下(風邪や強いストレスがきっかけになることもあります)などよって再発することが特徴です。感染力も強く、直接接触以外でもタオルやグラスなどを介しても感染することがあります。最も感染して必ず発病するわけではなく、何年かたってからて発病することも、そのまま発病しないこともあります。